通常赤ちゃんは頭が下になってお腹の中で眠っています。
しかし、赤ちゃんの頭が上で足が下になっている状態を「逆子(さかご)」といいます。
臨月まで逆子の状態だと通常分娩が危険になるため帝王切開になる可能性が高いため、妊婦としては避けたいところですよね。
逆子になってしまう原因には、妊婦の冷えやストレス、自転車に乗ることなどが影響するとも言われていますが本当に関係があるのでしょうか。
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逆子は妊婦の冷えが原因?
通常赤ちゃんはお母さんのお腹の中で頭を下にした状態になっています。
これは頭を下にすることで、血液の循環を良くしようとしているからなんです。
しかし、お母さん(妊婦)の体が冷えていると、赤ちゃんがいる子宮内部の温度も下がってしまいます。
お母さんの体が下半身の方が冷えていることが多いため、赤ちゃんは頭を下にすると冷えてしまいます。
そこで、赤ちゃんは頭を守るために心臓に近い上方に頭を向けるといわれています。
心臓は血流も良く体温も高いですからね。
これで逆子になるのです。
赤ちゃんが自らを守るために逆子になるなんて、すごいですよね!
よく、妊婦は体を冷やしてはいけないといいますが、こんな理由もあったのですね。
逆子は自転車に乗るのが原因?
妊娠中には自転車に乗るのは良くないといわれています。
これは自転車に乗る振動が子宮を刺激することで、お腹が張ってしまうためです。
また、骨盤も圧迫されることも考えられます。
ただ、自転車に乗ることが逆子の原因になるかというと、確実な根拠はありません。
保育園や幼稚園などの送り迎えで毎日自転車を乗っていたという妊婦さんでも逆子にならなかった人もいるようです。
しかし、逆子云々よりもまずは自転車に乗って転倒してしまうと自分だけでなくお腹の赤ちゃんにも危険が及ぶ場合もあるでしょう。
ですので、妊娠中自転車に乗るときには十分注意が必要です。
逆子はストレスや動きすぎが原因?
妊婦がストレスを感じていると逆子になりやすいといわれています。
さらに、妊婦が動きすぎたりしていると、お腹の赤ちゃんが「無理をしないで」とサインを出すともいわれています。
そのサインの1つが逆子なんです。
逆子になってしまった場合は、赤ちゃんからの「少しゆっくりしてね」というサインだと思って、できるだけゆったり過ごしてみてはいかがですか。
2人目以降だと、そうもいかないとは思いますが・・・。
逆子になりやすい時期は?
妊娠初期はまだ赤ちゃんも小さく、わからない状態です。
妊娠中期の16~28週になると、赤ちゃんの頭が下になり始めます。
しかしこの頃ではまだ30~80%の赤ちゃんが逆子の状態ですので、心配ありせん。
妊娠28週を過ぎると、お腹の赤ちゃんの頭も大きく重くなり自然と頭が下がってくる姿勢になります。
妊娠28〜30週頃が1番逆子がなおりやすい時期です。
しかし、32週を過ぎると子宮の大きさに対してお腹の赤ちゃんが占める割合が大きい為、体を回転させることが難しくなります。
ただ、出産寸前でクルリと逆子が戻った人もいると聞くので、心配のし過ぎはお腹の赤ちゃんにもよくありません。
産婦人科医の先生とよく相談して、安心して出産の日を迎えたいですね。