こんにちは、マルミ(@marumarumi_chan)です。
朝起きて子どもの顔を見ると、「あれ?なんだか目やにが大量についてる!」ってことありませんか。
実はそれって病気のサインだったりするんです。
今回は子供に大量の黄色い目やにが出た原因と対処方法を紹介したいと思います。
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目やにの働き
目やにって実はものすごく大事な働きをしています。
私たちが生活している空間は多くのゴミや埃、菌に囲まれています。
そんなゴミや埃、菌などが目に入ってしまったとき、まばたきをすることで瞼の内側から分泌物を出し、異物と一緒に鼻涙管を通って鼻くそとなり排出されます。
このときに目頭などに溜まったものが目やになんです。
ただ、寝ている時には瞬きをしないため、朝起きた時には目やにが溜まっているというわけです。
少量の目やになら誰しも出ているので気にしないようにしましょう。
目やにの種類
目やには3つに分類されます。
その3つとは
- 水っぽい目やに
- ドロドロした目やに
- 黄色い目やに
です。
それぞれ目やにの原因となるものによって、どのような目やにが出るのかが違ってくるので、以下に原因を紹介してきます。
目やにが出る3つの原因と対処方法
風邪
風邪と目やにって関係があるの?と思われがちですが、目と鼻は鼻涙管でつながっています。
風邪を引くことによって出る鼻水の影響によって目やにがでるんです。
この場合は目やにが黄色っぽくなります。
夏になると風邪の症状で、アデノウィルスが原因で起こるプール熱があります。
このアデノウィルスが目に感染すると、『はやり目』と言われる病気になります。
目やに・涙が大量に出て、さらに高熱と喉の痛みなどの症状もでます。
アデノウィルスは非常に感染力が高いので、クラスの誰かが感染すると急激に広まるので注意しましょう。
子供が感染すると大人にも感染する可能性もあるので、手洗いを励行する・タオルを一緒にしないなどの注意が必要です。
結膜炎
子供がかかりやすい病気の1つです。
黄色い目やにが出るとともに、充血やかゆみなどの症状が出ます。
発熱や喉の痛みなど風邪と似た症状もあるので、子供の様子をよく観察しましょう。
対策としては、手で目を触ることで感染することが多いので、手洗いを習慣付けましょう。
また、子供は大人と比べると鼻と耳をつなぐ管が太く短いです。
さらに、鼻と耳は鼻涙管でつながっています。
菌は鼻を通って耳に感染する場合もあります。
もしも耳が痛そうな様子であれば中耳炎に感染している可能性もあります。
風邪を引くことで、結膜炎と中耳炎の両方を引き起こすこともあるということを知っておきましょう。
先天性鼻涙管閉塞
先天性鼻涙管閉塞とは、鼻涙管が生まれつき開通していないことです。
新生児の約10%前後に発症すると言われており、そのうち約90%は片目、残り約10%は両目に発症するそうです。
鼻涙管が開通していないので、涙が流れにくく、目は涙目で目やにも溜まります。
目やにが溜まると細菌が繁殖し炎症を起こしやすくなるため、こまめにふき取ってあげましょう。
1歳頃までに自然治癒するといわれていますが、1歳を過ぎても治らない場合は、細い針を鼻涙管にとおして開通させる処置が行われます。
受診は何科に行けばいい?
目に異常がある場合は、眼科を受診するのが一番です。
月齢が低い場合や幼児の場合は、診察が可能か受診前に電話で確認してみのもいいかもしれませんね。
もしも、迷われる場合は小児科を受診してもいいでしょう。
小児科は子供のためのお医者さんなので、子供の病気すべてに対応してくれますからね。